XMTradingで両建て取引を考えている方は、取引ルールやリスクを正しく理解することが重要です。XMTradingでは、両建て自体は禁止されていませんが、特定の条件下での両建ては禁止行為とみなされ、口座凍結や利益没収などの厳しいペナルティが課される可能性があります。
この記事では、XMTradingにおける両建ての禁止事項や取引ルール、違反した場合のペナルティ、そして両建て取引のメリット・デメリットや注意点などを詳しく解説します。
これを読めば、XMTradingで安全に取引するための知識を深め、両建てのリスクを最小限に抑えながら取引を進めることができるようになります。
結論として、XMTradingで両建てを行う際は、禁止事項を遵守し、リスクを十分に理解した上で、戦略的に取引することが重要です。
当サイト管理人が運営するディスコードサーバーは以下になります。
開発EAの情報や計画も随時発信していきます。
FXの両建てとは
FXの両建てとは、同じ通貨ペアで「買い」と「売り」のポジションを同時に保有する取引手法です。
例えば、米ドル/円で1ドル140円の時に1万通貨の買いポジションと同時に1万通貨の売りポジション等、2つのポジションを同ロット数で保有することが両建てとなります。
この状態では、為替レートが上昇しても下降しても、利益と損失が相殺されるため、原則として損益は発生しません。(ただし、スワップポイント差による損益は発生します。)
両建て取引は、相場の方向性が不透明な時や、一時的にポジションを保有したまま様子を見たい時、リスクを回避したい時などに利用されます。また、両建てを応用した取引戦略も存在します。
XMの両建てルール
両建ての取引ルール
XMでは、同一口座内での両建て取引が認められています。異なる口座間での両建ては原則として禁止されています。意図的な利益搾取とみなされ口座凍結や利益取り消しなどのペナルティが発生する場合もあるため注意が必要です。
| 取引ルール | 詳細 |
|---|---|
| 同一口座内での両建て | XMTradingでは、同一口座内での両建ては認められています。異なる口座間での両建ては、意図的な利益搾取とみなされる可能性があるため注意が必要です。 |
| 必要証拠金の計算 | 両建てポジションを保有する場合でも、各ポジションに必要な証拠金は通常通り計算されます。ゼロカットシステムにより、証拠金以上の損失を被ることはありませんが、証拠金不足には注意が必要です。 |
| スワップポイントの発生 | 両建てポジションには、それぞれのスワップポイントが発生します。買いポジションと売りポジションでスワップポイントの符号が異なるため、相殺されるわけではありません。特に、マイナススワップの通貨ペアを長期保有する場合、スワップポイントによる損失が大きくなる可能性があるため注意が必要です。 |
| 強制ロスカットレベル | 両建てポジションを保有していても、証拠金維持率が一定水準を下回ると強制ロスカットが執行されます。両建てによって強制ロスカットのリスクが完全に回避されるわけではないことを理解しておく必要があります。 |
上記以外にも、XMTradingは独自の裁量で両建て取引を制限する権利を有しています。不明な点がある場合は、公式のサポートに問い合わせることを推奨します。
XMが両建て取引に禁止事項を設けている理由
XMを始めとした多くのFXブローカーが両建て取引に一定の制限を設けているのは、主に以下の4つの理由からです。
サーバーへの負荷軽減
両建て取引は、同一通貨ペアで買いポジションと売りポジションを同時に保有するため、サーバーに2倍の負荷がかかります。
特に、多数のトレーダーが頻繁に両建てを行うと、サーバーの処理能力が限界に達し、取引システム全体のパフォーマンス低下や、最悪の場合システムダウンにつながる可能性があります。
XMは多数の顧客を抱える大規模ブローカーであるため、サーバーの安定稼働を維持するために、両建て取引に制限を設ける必要性があるのです。
市場の流動性維持
一部のトレーダーによる過剰な両建ては、市場の流動性を低下させる可能性があります。
極端なケースでは、特定の通貨ペアの取引量が減少することで、価格操作や不正行為のリスクが高まる可能性も懸念されます。
XMは、健全な市場環境を維持し、すべてのトレーダーにとって公平な取引環境を提供するために、両建て取引に制限を設けています。
トレーダー保護
XMはトレーダーの資金を保護し、健全な取引環境を提供することを重視しています。
両建て取引は、一見するとリスクヘッジのように見えますが、必ずしもそうではありません。スワップポイントの発生や相場の急変動による損失拡大など、両建て取引には固有のリスクが存在します。
XMは、トレーダーがこれらのリスクを十分に理解しないまま両建てを行い、大きな損失を被ることを防ぐために、禁止事項や制限を設けているのです。
ゼロカットシステムの悪用防止
急激な価格変動などで口座残高を上回る損失が発生した場合でも、FX業者がマイナス分を補填して口座残高をゼロにリセットしてくれるサービスが「ゼロカットシステム」です。
安全に取引を楽しむのに便利なサービスですが、両建てと組み合わせる事でトレーダーにのみ有利な偏った取引が発生してしまう恐れがあります。
XMは、公正な取引環境の実現のために両建てに禁止事項や制限を設けています。
| 理由 | 詳細 |
|---|---|
| サーバーへの負荷軽減 | 多数のトレーダーによる両建ては、サーバーに大きな負荷をかけ、システムダウンのリスクを高めます。 |
| 市場の流動性維持 | 過剰な両建ては市場の流動性を低下させ、価格操作や不正行為のリスクを高める可能性があります。 |
| トレーダー保護 | 両建て取引には固有のリスクがあり、トレーダーが損失を被ることを防ぐために制限が設けられています。 |
| ゼロカットシステムの悪用防止 | 公正な取引環境実現のため、サービスと両建てを組み合わせた一方的な利益を発生させる取引を防ぐ。 |
これらの理由から、XMは両建て取引について明確なルールを定めています。トレーダーは、XMの公式ウェブサイトで最新の情報を常に確認し、ルールを遵守した取引を行う必要があります。
ルールを理解せずに行動すると、アカウントの凍結や出金拒否などのペナルティを受ける可能性があります。
安全に取引を楽しむためにも、XMの両建てに関するルールをしっかりと理解しておきましょう。
XMの両建ての禁止事項
XMTradingでは、両建て取引に関して特定の条件下でのみ許可しており、明確な禁止事項と取引ルールを設けています。
これらを理解せずに取引を行うと、アカウントへのペナルティが課される可能性がありますので、注意が必要です。
XMTradingでは、以下の行為を両建ての禁止事項として定めています。
| 禁止事項 | 詳細 |
|---|---|
| 複数口座間での両建て取引 | XMTradingは、1人につき最大8口座まで開設可能ですが、複数口座間を跨いだ両建ては禁止されています。意図せず行った場合でもペナルティを課される可能性があります。 |
| 意図的な利益の搾取を目的とした両建て | XMTradingは、ボーナスやプロモーションを悪用した両建て、アービトラージを利用した両建て、システムの脆弱性を突いた両建てなど、不正に利益を得る目的の両建てを禁止しています。具体的には、異なるブローカー間での両建てや、XMTrading内での極端な低スプレッド時の両建てなどが該当します。また、短時間での両建てを繰り返し行う行為も、意図的な利益の搾取とみなされる可能性があります。 |
| サーバーの負荷を過度に高める両建て | 極めて短期間に大量の両建て注文を繰り返すなど、サーバーに過度の負荷をかける行為は禁止されています。これは、システムの安定性を損ない、他のトレーダーに影響を与える可能性があるためです。自動売買ソフト(EA)を使用する際は、特に設定に注意が必要です。 |
| 規約に抵触する両建て | XMTradingの利用規約に抵触するあらゆる形態の両建ては禁止されています。利用規約は定期的に更新される可能性があるため、常に最新の情報を確認することが重要です。 |
XMTradingでは、禁止事項以外の両建て取引は原則として認められています。
XMの両建て取引のメリット
XMTradingで両建て取引を行うメリットは複数あります。リスクヘッジ、証拠金、XMポイントなど、トレーダーにとって魅力的な側面を見ていきましょう。
損益が固定されているのでメンタルコントロールができる
両建ては、買いポジションと売りポジションを同時に保有するため、原則として為替変動による損益が相殺されます。
このため、相場が急変動した場合でも損失が限定的となり、精神的な負担を軽減できます。
特に、初心者トレーダーや短期的な値動きに敏感なトレーダーにとって、メンタルコントロールしやすい取引手法と言えるでしょう。
強制ロスカットにならない
XMではゼロカットシステムを採用しており、追証が発生しません。
しかし、急激な相場変動で証拠金維持率が一定水準を下回ると強制ロスカットが執行されます。両建ての場合、損益がほぼ固定されるため、証拠金維持率が大きく変動することがなく、強制ロスカットのリスクを大幅に低減できます。
ただし、スワップポイントの差額による損失は発生するため、注意が必要です。
保有時間の異なる取引を同時進行できる
両建てを活用することで、スキャルピングのような短期取引と、スイングトレードのような長期取引を同時に行うことができます。
例えば、短期的な下落トレンドの中でスキャルピングで利益を狙いつつ、長期的な上昇トレンドを見越して買いポジションを保有しておくといった戦略が可能です。
必要証拠金が実質的に0になる
XMTradingでは、同じ通貨ペアで同じロット数の両建てポジションを保有する場合、両建てポジション同士で損益が相殺されるため必要証拠金が実質的にゼロになります。
他のFX業者では、片方もしくは両方のポジションで証拠金が必要となる場合がありますが、XMでは不要となっています。
このため、少ない資金で効率的に取引を行うことができます。ただし、あくまで「同じロット数で両建てポジションを保有する場合」なので、異なるロット数での両建ての場合は必要証拠金が発生する可能性があるので注意が必要です。
XMポイント(ロイヤルティポイント)を効率よく稼げる
XMTradingでは、取引量に応じてXMポイント(ロイヤルティポイント)が付与されます。
両建て取引を行うことで買いと売りの両方のポジション分付与されるため、効率的にXMポイントを貯めることができます。
貯まったXMポイントは、ボーナス資金や現金に交換することができ、取引に活用できます。
ただし、両建てをXMポイント獲得のみに利用することを目的とした取引は、XMTradingの利用規約に抵触する可能性がありますので注意が必要です。
両建てナンピン手法でリスクヘッジがとれる
両建ては、ナンピン手法と組み合わせることで、リスクヘッジとして活用できます。
例えば、ある通貨ペアで買いポジションを保有している際に、相場が予想に反して下落した場合、売りポジションを追加で保有することで損失を限定できます。
その後、相場が反転した場合には、利益が出ている方のポジションを決済することで、損失を最小限に抑えながら利益を確保することができます。
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| メンタルコントロール | 損益が固定されるため、感情的な取引を防ぎやすい |
| 強制ロスカット回避 | 証拠金維持率の急激な変動を防ぎ、強制ロスカットのリスクを軽減 |
| 複数時間軸での取引 | 短期取引と長期取引を同時に行うことが可能 |
| 必要証拠金の削減 | 実質的に必要証拠金がゼロになる(同ロット、同通貨ペアの場合) |
| XMポイントの効率的な獲得 | 取引量増加により、XMポイントを効率的に貯められる |
| リスクヘッジ | ナンピン手法と組み合わせることで、損失を限定できる |
XMの両建て取引のデメリット
XMの両建て取引はメリットばかりではありません。いくつかのデメリットも存在し、それらを理解した上で取引を行う必要があります。以下にXMの両建て取引のデメリットを詳しく解説します。
スワップポイントの発生
XMの両建て取引では、買いポジションと売りポジションの両方にスワップポイントが発生します。
特に、マイナススワップポイントの通貨ペアを両建てで保有する場合、長期保有するとスワップポイントの損失が大きくなる可能性があります。
このため、スワップポイントを考慮した取引戦略が必要です。
証拠金維持の必要性
両建てポジションを保有している間は、両方のポジションに対して証拠金を維持する必要があります。
買いポジションと売りポジションを同時に決済すれば実質的に証拠金は不要になりますが、相場の変動によっては証拠金維持率が低下し、追加証拠金(追証)の発生リスクがあります。
特に高レバレッジで取引している場合は注意が必要です。
相場変動リスク
両建ては損益を固定できると言われますが、それはあくまで理論上の話です。
実際には、スプレッドの拡大やスリッページの発生により、予期せぬ損失が発生する可能性があります。
特に経済指標発表時や市場の急変動時には、スプレッドが大きく広がり、損失が拡大するリスクが高まります。
取引機会の損失
資金を両建てに拘束することで、他の有利な取引機会を逃す可能性があります。
両建てはリスクヘッジとして有効な場合もありますが、常に最適な戦略とは限りません。
市場の状況を的確に判断し、柔軟な取引戦略を立てることが重要です。
両建て特有の心理的負担
両建ては一見安全なように見えますが、実際にはスワップポイントやスプレッド、相場変動といったリスクが存在します。
これらのリスクを常に意識する必要があるため、心理的な負担がかかる場合があります。
特に初心者の方は、両建てのメリット・デメリットを十分に理解した上で取引を行うようにしましょう。
取引コストの増加
XMでは、取引ごとにスプレッドや手数料などの取引コストが発生します。
両建て取引を行う場合、買いポジションと売りポジションの両方で取引コストが発生するため、通常の取引に比べてコストが増加します。
特に短期的な取引を繰り返す場合、取引コストの影響が大きくなる可能性があります。
| デメリット | 詳細 |
|---|---|
| スワップポイントの発生 | 買いと売りの両ポジションでスワップポイントが発生し、特にマイナススワップの通貨ペアでは損失が大きくなる可能性があります。 |
| 証拠金維持の必要性 | 両ポジションの維持には証拠金が必要で、相場変動によっては追証が発生するリスクがあります。 |
| 相場変動リスク | スプレッドの拡大やスリッページにより、予期せぬ損失が発生する可能性があります。経済指標発表時などは特に注意が必要です。 |
| 取引機会の損失 | 資金が両建てに拘束されることで、他の有利な取引機会を逃す可能性があります。 |
| 両建て特有の心理的負担 | リスクを常に意識する必要があるため、心理的な負担がかかる場合があります。 |
| 取引コストの増加 | 両ポジションでスプレッドや手数料が発生するため、通常の取引に比べてコストが増加します。 |
XMで両建ての禁止事項に違反した場合のペナルティ
XMTradingでは、両建て取引に関する禁止事項が明確に定められています。これらの禁止事項に違反した場合、アカウントに対して様々なペナルティが科される可能性があります。
ペナルティの内容は違反の程度によって異なりますが、軽微な違反であっても厳正に対処されるため、取引ルールを遵守することが重要です。
口座凍結
禁止事項に違反した場合、XMTradingはアカウントを凍結する権利を有しています。
口座が凍結されると、取引や入出金にXMポイントの利用など、一切の操作ができなくなります。凍結解除による口座の復活もできず全てリセットとなり再度新規で口座を開設する必要があります。
アカウント凍結は、トレーダーにとって大きな損失となるため、取引ルールを遵守し、禁止事項に抵触しないように注意する必要があります。
出金拒否
XMTradingでは、金融当局からのライセンス認可を受けており、一部悪質なFX業者で時折確認される不当な出金拒否のない環境が提供されています。
しかし、利用規約違反に該当する不正な取引などが発覚した場合には、不正取得した利益の出金を拒否される可能性があります。
安全な取引環境が提供されている分、規約違反行為は厳しくチェックされています。故意でなかったとしても厳しいペナルティが課せられます。
両建てにより獲得した利益の没収
XMTradingの禁止事項に違反して得た利益は没収される可能性があります。これは、規約違反による不正な取引によって得られた利益を無効化するための措置です。
また、悪質な規約違反行為には没収に加えて口座の永久凍結、アカウントの停止など厳しいペナルティが課せられます。
レバレッジの引き下げ
禁止事項への違反が軽微な場合、レバレッジ(証拠金倍率)の引き下げが行われることがあります。
レバレッジが引き下げられると、取引可能な数量が制限され、取引戦略に影響が出る可能性があります。
レバレッジの引き下げは一時的な措置である場合もありますが、違反を繰り返すと、アカウント凍結などのより厳しいペナルティが課せられる可能性があります。
| ペナルティ | 内容 | 影響 |
|---|---|---|
| 口座凍結 | 取引、入出金を含む全ての操作が不可となる | 取引継続不可、資金アクセス不可 |
| 出金拒否 | 出金リクエストが却下される | 資金の引き出し不可 |
| 利益の没収 | 不正に得た利益が没収される | 利益の喪失 |
| レバレッジの引き下げ | 利用可能なレバレッジが制限される | 取引戦略への影響、取引可能数量の減少 |
上記以外にも、XMTradingは必要に応じて追加のペナルティを科す権利を有しています。
常に最新の利用規約を確認し、ルールを遵守して取引を行うようにしてください。XMTradingの両建てに関するルールは厳格であり、違反した場合のリスクは非常に大きいため、十分な注意が必要です。
また、不明な点がある場合は、XMTradingのサポートに問い合わせることを推奨します。
XMで両建ての禁止行為をするとバレる?
XMTradingでは不正行為の監視体制が整っており、両建ての禁止行為も検知される可能性があります。
特に、システムを使った大規模な両建てや、短期間での頻繁な両建て、明らかに利益目的と判断される両建ては、XMの監視システムによって検知される可能性が高まります。
XMは、顧客の取引履歴を詳細に記録・分析しています。具体的には、以下の項目が監視対象となっています。
| 監視項目 | 詳細 |
|---|---|
| IPアドレス | 同一IPアドレスからの複数のアカウントでの両建て取引を検知 |
| 取引時間 | 短時間での頻繁な両建て、または特定のパターンを持つ両建て取引を検知 |
| 取引量 | 不自然に大きなロットでの両建て取引を検知 |
| 取引頻度 | 異常な頻度での両建て取引を検知 |
| 入出金履歴 | 両建てで得た利益の出金パターンを分析 |
| 利用端末 | 同一端末からの複数のアカウントでの両建て取引を検知 |
| その他 | 顧客の取引行動における不審なパターンを検知 |
また、XMは顧客の取引を監視するだけでなく、市場の動向も常に監視しています。市場の急激な変動を利用した不正な両建て取引も検知の対象となります。
XMの両建て検知システム
XMは高度な取引監視システムを導入しており、不正な両建て取引を検知するために、リアルタイムで取引データを分析しています。
このシステムは、人工知能(AI)と機械学習を活用し、大量のデータから不正なパターンを識別することができます。また、専門のスタッフが取引を監視し、システムによる検知に加えて、人的なチェックも行っています。
両建ての禁止行為がバレた場合のリスク
両建ての禁止行為がXMに発覚した場合、アカウント凍結、出金拒否、利益没収などの厳しいペナルティが科される可能性があります。
最悪の場合、法的措置が取られることもあります。そのため、XMの利用規約を遵守し、不正な両建て取引は行わないように注意することが重要です。
ゼロカットシステムとの関係
XMはゼロカットシステムを採用しているため、強制ロスカットが発生した場合でも、口座残高がマイナスになることはありません。しかし、これは不正な両建て取引を容認するものではありません。
ゼロカットシステムを悪用した不正な両建て取引は、厳しく取り締まられます。
VPN利用について
VPNを利用してIPアドレスを偽装し、両建ての禁止行為を隠蔽しようとするトレーダーもいますが、XMはVPN利用を検知する技術も持っています。
VPNを利用していても、不正な両建て取引は発覚する可能性があるため、注意が必要です。規約を遵守し、正しく取引を行うことが重要です。
XMの両建てに必勝法はある?
XMの両建てで利益を確実に出せる「必勝法」と呼べるものはありません。なぜなら、両建て自体は利益を生み出す取引手法ではなく、リスクヘッジやポジション調整を目的とした戦略だからです。
XMでは両建てを悪用した不正取引を禁止しており、規約違反行為が発覚した場合、厳しいペナルティを受ける可能性があります。両建てを「必勝法」と捉えるのではなく、リスク管理の一環として理解することが重要です.
両建てをしながら利益を狙う手法は存在しますが、それらは相場の変動やスワップポイントの差を利用したものであり、確実な利益を保証するものではありません。また、これらの手法はXMの取引ルールに抵触する可能性があるため、注意が必要です。
両建てを悪用した禁止事項とペナルティ
XMでは、両建てを悪用した不正行為を禁止しています。具体的には、以下のような行為が該当します。
| 禁止事項 | ペナルティ |
|---|---|
| ボーナスを利用した両建てによるアービトラージ | 口座凍結、出金拒否、ボーナス没収 |
| 複数の口座(他社の口座を含む)を利用した両建てによる不正な利益獲得 | 口座凍結、出金拒否、利益没収 |
| ゼロカットシステムを悪用した両建て | 口座凍結、取引制限 |
XMで両建てを活用する上でのポイント
XMで両建てを活用する際には、以下のポイントに注意することが重要です。
- 両建てはリスクヘッジやポジション調整を目的として利用する。
- スワップポイントの差額を狙う場合、長期的な視点で取引を行う。
- XMの取引ルールを遵守し、不正行為を行わない。
- 相場の急変動に備え、証拠金を適切に管理する。
- 常に最新の市場情報を収集し、分析を行う。
両建てと併用される戦略
両建ては単独で利益を生み出す手法ではありませんが、他の戦略と組み合わせることで効果を発揮する場合があります。以下に、両建てと併用される代表的な戦略を挙げます。
| 戦略 | 概要 |
|---|---|
| ナンピン | 価格が逆行した場合に、ポジションを追加することで平均取得価格を調整する手法。両建てと組み合わせることで、損失を限定しつつ、相場の反転に備えることができます。 |
| マーチンゲール法 | 損失が発生した場合に、次の取引で損失を取り戻すように賭け金を倍増していく手法。両建てと組み合わせることで、リスクを軽減しながら、マーチンゲール法を適用することができます。ただし、高リスクな手法であるため、注意が必要です。 |
| ヘッジファンド | 複数の金融商品を組み合わせ、リスクを分散しながら利益を追求する投資戦略。両建ては、ヘッジファンドにおいてリスクヘッジの手段として活用されることがあります。 |
これらの戦略と両建てを組み合わせる際には、それぞれのメリット・デメリットを理解し、適切に運用することが重要です。また、XMの取引ルールに抵触しないよう、十分に注意する必要があります。
XMTradingの両建てに関する注意点
XMTradingで両建てを行う際には、いくつかの注意点があります。
これらの注意点を理解せずに取引を行うと、意図しない損失を被ったり、XMTradingの利用規約に違反してしまう可能性があります。しっかりと理解した上で、取引を行いましょう。
両ポジションにスワップポイントがかかる
両建てを行う場合、買いポジションと売りポジションの両方にスワップポイントが発生します。
買いポジションでプラススワップ、売りポジションでマイナスのスワップが発生するため、両建てによってスワップポイントで利益を得ることは基本的にできません。
XMTradingでは、保有している通貨ペアやポジションの種類によってスワップポイントが異なります。特に高金利通貨ペアで両建てを行う際は、スワップポイントのコストを意識する必要があります。
また、スワップポイントは日々変動するため、常に最新の情報を確認することが重要です。
マイナススワップの銘柄を長期的に両建てすると損失が発生する
買いポジションのプラススワップと売りポジションのマイナスのスワップの絶対値が異なる通貨ペアの場合、両建てを長期間継続すると、スワップポイントの差によって損失が発生します。
一般的に、マイナスのスワップポイントはプラスのスワップポイントよりも大きくなる傾向があるため、マイナススワップの通貨ペアで長期の両建てを行うことは避けるべきです。
取引前に、各通貨ペアのスワップポイントを必ず確認し、長期的な損失リスクを把握しておくことが重要です。
同時に決済しないと証拠金がかかる
両建てを行う際、買いポジションと売りポジションを同時に決済しないと、両方のポジションに対して証拠金が必要となります。
これは、両建てによって実質的なリスクがヘッジされているとしても、XMTradingのシステム上は2つの独立したポジションとして認識されるためです。
証拠金維持率が低下すると、追証が発生したり、強制ロスカットのリスクが高まるため注意が必要です。ポジションを保有する期間が長くなるほど、証拠金維持に必要となる資金が増える可能性があるため、資金管理には細心の注意を払いましょう。
経済指標発表時は相場が急変動し、損失が大きくなりやすい
経済指標の発表時など、相場が急激に変動する局面では、両建てを行っていても損失が発生する可能性があります。
これは、スリッページやスプレッドの拡大によって、想定していた価格で約定できない場合があるためです。特に、重要な経済指標の発表前後は、相場のボラティリティが非常に高くなるため、両建てであってもリスク管理を徹底する必要があります。
指標発表時の取引は避け、ポジションを保有している場合は、あらかじめストップロス注文を設定するなどして、損失を限定する対策を講じることが重要です。
ゼロカットシステムは両建てポジションにも適用される
XMTradingでは、ゼロカットシステムを採用しています。
これは、相場の急変動などにより、口座残高がマイナスになった場合でも、追証が発生しないというシステムです。しかし、このゼロカットシステムは、両建てポジションにも適用されます。
つまり、両建てを行っていても、相場の急変動によって口座残高がマイナスになる可能性があるということです。
ゼロカットシステムによって追証は発生しませんが、損失は発生するため、過信は禁物です。特に高レバレッジで取引を行う場合は、注意が必要です。
| 注意点 | 詳細 |
|---|---|
| スワップポイント | 買いと売りの両方にスワップポイントが発生し、相殺されない場合が多い |
| マイナススワップ | マイナススワップの銘柄の長期両建ては損失拡大のリスク |
| 証拠金 | 同時決済しないと両ポジションに証拠金が必要 |
| 経済指標発表時 | 急変動による損失拡大のリスク |
| ゼロカットシステム | 両建てでも適用されるが、損失は発生する |
XMTradingの両建てに関するよくある質問
XMTradingで両建て取引を行う際のよくある質問と回答をまとめました。これから両建て取引を始めようと考えている方や、既に両建て取引を行っている方も、ぜひ参考にしてください。
両建ては禁止されていますか?
XMTradingでは、特定の条件下での両建ては禁止されています。
具体的には、不正な利益獲得を目的とした両建てや、システムの脆弱性を悪用した両建てなどが禁止事項に該当します。
通常の取引における両建て自体は禁止されていませんが、約款をよく確認し、ルールに則って取引を行うようにしてください。
両建ての禁止ルールはありますか?
はい、あります。禁止されている両建ての例としては、ゼロカットシステムを悪用した両建て、ボーナスを利用した両建てによる不正な利益獲得などが挙げられます。
また、複数の口座を用いて意図的に両建てを行うことも禁止されています。詳細な禁止事項については、XMTradingの公式ウェブサイトをご確認ください。
両建ての禁止事項をした場合はどうなる?
両建ての禁止事項に違反した場合、アカウントの凍結、出金拒否、不正に得た利益の没収、レバレッジの引き下げなどのペナルティが科される可能性があります。
最悪の場合、アカウントが永久に停止されることもあります。ルールを遵守し、正しく取引を行うようにしましょう。
両建ての必勝法はありますか?
両建てに絶対的な必勝法はありません。両建てはリスクヘッジやスワップポイント狙いなどに利用できますが、相場の変動によっては損失が出る可能性もあります。
価格変動リスク、スワップポイントの変化、取引コストなどを考慮した上で、慎重に取引戦略を立てる必要があります。
両建てを過信せず、市場分析に基づいた適切なリスク管理を行うことが重要です。
異なる通貨ペアの両建ては違反になりますか?
異なる通貨ペアでの両建ては、XMTradingでは違反とはされていません。
ただし、異なる通貨ペアの両建ては、相関関係の把握が複雑になるため、リスク管理がより難しくなります。
それぞれの通貨ペアの相場変動を分析し、適切なリスク管理のもとで取引を行うようにしてください。
両建て解除の方法は?
両建てを解除するには、保有しているポジションを決済する必要があります。
買いポジションを保有している場合は売り注文を、売りポジションを保有している場合は買い注文を出します。両建てのポジションを同時に決済することで、両建て状態が解除されます。
部分的に決済することも可能です。
両建て取引を行うと必要証拠金はどうなる?
XMTradingでは、両建てを行うと必要証拠金が相殺される、もしくは非常に低く抑えられる仕組みになっています。
ただし、これはXMTradingの仕様であり、他のブローカーでは異なる場合があります。
また、経済指標発表時など、相場が大きく変動する局面では、必要証拠金が想定以上に増加する可能性があるので注意が必要です。
仮想通貨での両建ては可能?
同一口座内に限りXMの仮想通貨CFDでの両建てが可能です。
ただし、仮想通貨CFDでの両建ては必要証拠金が50%となる他、通常の通貨ペアでの両建てと異なり必要証拠金が相殺されず、片道分(売りまたは買い)の証拠金が発生します。
また、仮想通貨であった場合でも両建てにおける禁止事項に変化はないので注意が必要です。
ナンピン手法は可能?
ナンピン手法自体に問題はありません。
ナンピンとは、例えば保有している買いポジションの平均単価が逆方向に進んで損失が発生した際、更にポジションを追加して平均を下げる手法のことです。
相場が反転した際の利益は大きくなりますが、新たにポジションを追加するたびに証拠金も必要となります。相場が反転せずレートが逆方向に動くと更に損失が増加する可能性もあるので注意が必要です。
自動売買(EA)で両建てしても問題ない?
EAを使用して両建てを行うこと自体は、XMTradingの規約に違反していません。
ただし、EAを利用した両建てにおいても、禁止事項に抵触する行為は認められていません。
例えば、EAを用いてゼロカットシステムを悪用するような取引は禁止されています。EAを使用する際は、規約に準拠した取引を行うように注意してください。
【まとめ】XMTradingの両建ては注意して取引しよう
XMTradingでは、両建て取引は全面的に禁止されているわけではありません。特定の条件下での両建ては認められていますが、規約違反となる両建てが存在し、これには厳しいペナルティが科せられます。
具体的には、同一口座内で同じ通貨ペアの買いと売りポジションを同時に保有する「両建てナンピン」は禁止事項に該当します。
違反した場合、口座凍結、出金拒否、利益没収、レバレッジ引き下げなどの措置が取られる可能性があります。
一方で、異なる通貨ペアの両建てや、異なる口座間での両建ては認められています。
ただし、両建てにはスワップポイントの発生や相場変動リスクといったデメリットも存在します。特に、マイナススワップの通貨ペアを長期保有すると損失が積み重なる可能性があるため注意が必要です。
また、経済指標発表時などの急激な相場変動時には、両建てしていても大きな損失を被る可能性があります。
XMTradingで両建てを行う際は、公式ウェブサイトで最新の取引ルールを確認し、禁止事項を遵守することが重要です。
両建てのメリット・デメリットを理解し、リスク管理を徹底した上で取引を行いましょう。安易な必勝法に頼らず、堅実な取引を心がけることが大切です。
当サイト管理人が運営するディスコードサーバーは以下になります。
開発EAの情報や計画も随時発信していきます。



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